ミキのラジオ

ミキのラジオを毎週聴いている。兄弟でんぱ。

この辺りに放送されているかは分からないが、私はYouTubeで聴いている。辛い時にミキのネタをYouTubeで見ていた時にこのラジオの存在を知った。以来、暇があるときややることが何もないとき、落ち込んだ時に聞いている。

聴けば聴くほどミキが好きになってきている。何がいいのかって、やっぱり話が面白いのはお笑い芸人だから当然として、私にとっては、兄弟仲がこれほどまでいいというのが魅力だ。普通漫才コンビって、どこかで知り合って、気の合う奴だ、ってなってコンビを組むと思うけど、兄弟で組むって、よほど仲が良くないと出来ないと思う。何かがあって解散、ってなっても他人なら平気だけど兄弟は縁も切れないし、本当にずっと仲良しでいることに自信がないとできないと思う。だからネタはもちろん好きだけど、ここまで仲良しでいいなーって羨ましさを感じつつ聴いているのだ。

お兄ちゃんと弟のキャラがかなり違うのに、とてもバランスが取れている。一見弟がアホっぽくてお兄ちゃんがちゃんとしている…のかと思いきや、器用なのは弟の方で、お兄ちゃんの方が間抜けだったりする。2人でなんでもないトークの時も、今のは面白くないで。とか、こういう場面になったらこう言っとけ。それのがオモロい。とか言い合って、こういうラジオの場でも、常に面白いものにしよう、レベルアップしよう、という姿勢を見せているのもいい。それも真剣にではなく、笑いながら自然な会話でやっている。そういうのも好きだ。

今日今週のを聴いていたらM1の話をしていて、和牛のこの5年間の苦労をとても労っていた。和牛は今回でM1を卒業するみたいだけど、5年間出続けて、毎回違う、レベルの高い漫才をしてきた事がすごい事だと。しかし優勝はできないまま終わった。それでも、毎回優勝候補として視聴者から期待され続けてきて、毎度プレッシャーと闘ってきた。彼らももうそういうのにも慣れてしまって、今回上沼さんから檄を飛ばされたわけだが、みんな上沼さんの指摘はもっともであると思ったと思う。私もそう思った。しかし同業者で裏を知っているミキは、彼らの功績を認め、自分たちは到底ああはなれない。すごい。そしてお疲れ様でした、と言って労っていた。そう思うと、ああそうだな、和牛お疲れ様。ってなった。そういう優しさもいいなと思う。

ミキの漫才は誰も傷つけない漫才、と言われる。トークでもまた、そうなのだ。まあ、持ち上げてるな、と思うことはよくあるけど、いやな気持ちにされたことはない。これからもネタと同じく、ミキのラジオは私の貴重な、笑いという栄養のもとであり続けるのは間違いなさそう。