お母さんは大変

私には子供はいないが、世の中のお母さんは本当に苦労して子供を育てているんだなあと感じる出来事があった。妹ネタだが。

やっぱり子供は言うことを聞かない。困ったことばかりする。すると当然怒る。こちらが、親がだ。私は家に遊びにくる甥姪を怒ることはほとんどない。こちらは遊ぶだけでしつけなどは親の仕事だから。当たり前だ。しかし見ているとそう言えば妹はいつも、『〇〇!!怒』と言って怒っている。ごはんを食べない。兄弟同士のケンカ。私や母(おばあちゃん)に失礼なことをする、など。私は当たり前のようにそれを聞いて、大変だなあ〜くらいにしか思っていなかったが、自分の家ではもっと大変なことが日々繰り広げられているらしい。そうだよね。子供も自分の家にいる方が普通にいろいろヤンチャなことをするのは当然であろう。。

最近子供が3人になった上の妹は、夕方になり疲れが溜まってくると、イライラがどうしようもなくなり、とっっ…ても汚い言葉遣いになって(男言葉、らしい)子どもを怒ってしまう、ということを悩み始めたそうだ。7歳、3歳、0歳なのだが、特に3歳の息子がとてもヤンチャなので、たぶんその言葉の多くはこの子に向かって発せられたものだと私は思う。それでどうしてもやめられないので、同じく男の子の母親である、何年か先輩である友人に相談したそうだ。自分はひどい、どうしたらいいかと。するとその友人曰く、わかるよと。私もそうだったと。そしてどうしたかというと、紙に「怒らない」と書き、何枚も何枚も、部屋中の目につくところ、特によく怒ってしまうポイントに貼りまくった。という話だ。なるほどと思う。忘れそうなことを忘れないようにメモしておく、などと基本は同じだ。視覚として目に入ってくると、ハッと思い出すし、ああそうだった、ダメだ。と自分を律することができる。偉いなあ、その友だち。そういえば私も昔楽器の練習をしていたとき、すぐやめて脱線してだらける癖があったので、紙に「休むな。」と書いて目の前に置いていた記憶がある。そうなのよね。自分の言葉ってすごく説得力あるのよ。誰に言われたわけではない、これを書いたのは自分や!っていうね。わかる〜。。そういえば。下の妹も同じく最近子ども3人になったのだが、以前フェイスタイムをしたときに、冷蔵庫に何か、シールを貼ってある紙のようなものが見えて、それは何?と聞いたら、「これは、出来たら貼るシール。」と言っていたことがあった。何個かあり、妹の子供が好きなキャラクターが印刷してある。そこにシールをはる場所を作ってあり、何かが出来たらシールを貼って、1枚全部埋まったら、何かをご褒美として買ってあげるシステムになっているらしかった。子ども2人は、ごはんをちゃんと食べられたら。だった。それには笑ったが。それにはお母さんである妹の分もあって、いつシールを貼れるかというと、ズバリ「今日一日怒らなかったら。」笑 である。それがシールで埋まったら、妹も自分に何かご褒美を買う、という話。そうだった…。下の妹も子供に怒る、ということを悩み、いろいろやってたんだ。大変だよな〜お母さんて。改めて。ガマンするって、本当に大変だもんね。

話は戻り上の妹。そうか!!じゃあ実践してみよう。と彼女は思い、どうせなら可愛い紙に書こう。と思って(その意味はないと私は思うが、妹はそういうところにこだわるタイプ)さっそく可愛い手紙のような紙を購入したらしい。今晩書こう。と思い、テーブルの上にその紙を置いてあったのを、学校から帰った7歳のMちゃんが発見した。Mちゃんは可愛いものが大好きな女の子なので、さっそくそれを見つけて、『何この紙、可愛い!!誰にお手紙出すの??』とワクワク顔で聞いてきたそうな。そりゃあそうだ。可愛い紙だもんね。〇〇さん??それとも△△さん??あっっ、もしかしてあたし??とくる。妹は、『…違う…。』とモゴモゴ。Mちゃんはピンとくる。『あ、じゃあママ、もしかして自分に書くの?』さすがにMちゃんは可愛いだけではなくカンがいい。1年生とは思えない。そうだと答えると、さらに驚くべき返しが。『怒らないって書くの?』…。鋭すぎるだろ。。Mちゃん。ママは怒りすぎるから、自分に手紙を書くなら、怒らないように。と書くに違いない。と娘はわかっているのだった。そこまで読まれているとは…。下の妹も、子どもに、『今日は怒ったからシール貼れないね!』と正面きって言われていたのを目撃したことがある。妹はうなだれていた。なんか今時の子供って賢いよな〜。私が子供の時ってもっとボケーッとしてた気がするけど。なんなんだろう。とにかく、お母さん業は大変で、私は日々努力をしている姿を、えらいなーって眺めているのです。