はじめて流れ星を見る

生まれてはじめて流れ星を見た。昨夜。

40過ぎてはじめて。昨日はペルセウス座流星群とかが見られるとネットであって、今日は星が見えるし、見られるかも!と思って母と10時半ごろ近所の公園に行った。5分ほど空を見上げていたら、すこし赤っぽい流れ星が、大きく空を横切った。すこし興奮した。別に天体ファンでもないし、そんなに執着ないけど、一生に一度くらい流れ星見てみたいなーってかんじだった。まあ、よかった。これでまた人生で一つ思い残すことがなくなったな。みたいな。

流星群とかって20年くらい前から聞くようになったというか流行り出した気がする。大学生くらいのころ。みんな浮かれてたあの時代と、ペルセウス流星群はリンクしている。彼氏彼女のことしか話題になくて、誰それとみたとか、私はなんかめんどくせーって感じだったけど。私はそういうのが苦手だったので一歩引いて聞いてた感じ。でも夏の夜空に流れ星が見られるっていうのは悪くないなって、ちょっといいなと思っていたのも事実だ。その頃というか昔、父の取り引き先のどっかの社長が同県の近場の海の近くの街に別荘を持っていて、社員や仕事関係者はすこしのお金を払って使わせてもらえることになっていて、毎年のようにその別荘に夏休みの何日間か遊びに行くというのが我が家の恒例だった。なにも予定がない夏休みでもその別荘だけは行けたので、あれはすごくよかったなあと今では思う。ていうかそれしか予定なかったけど。旅行とか行くような家じゃなかったし。子供多いし。で、やっぱペルセウス流星群は20年前のそのころ別荘でも話題になっていて、みんなで見たらしいんだけど、私は不参加の年だった!のだ。小学生の頃は必ず参加していた別荘も、中高生になると、やれ部活だ、受験だ、バイトだ、で、今年は行かなーい。とか言ってたりしたな。今考えるとなんてもったいないことをしたんだろう。って思う。海の近くの別荘。家族で過ごす、夏休み。最高じゃん。でもその頃、10代の頃は一人で家にいる、とかもすごく魅力的に思えたりしたんだよ。で、大学生の頃なんて4年のうちの一回くらいしか参加してない。と思う。なんでだろう。彼氏がいたわけでもないのに。まあそれなりに大学は楽しかったから、ほかの何かを優先したんだろうな。とにかくその頃、私抜きの家族のみんなは別荘でペルセウス流星群を見たんですよ。いいなー。笑 そして私は今20年経って、病気になってお母さんと一緒に、家の近所の公園で、はじめて流れ星を見た。んです。まあこれはこれで、平和で、良い思い出になることでしょう。。