やられてもやられても

弟が鬼滅の刃を10巻まで送ってきてくれたのは年末だった。ちょうど父母共に風邪をひいて、てんやわんやしていたとき。私はうつるまいと頑張っていたとき。母はこの漫画が気になっていたのもあるし、風邪の格好の暇つぶしにもなるしで喜んで早々に読んでしまった。私はすべての仕事が終わって、ヘロヘロになって寝床について寝ぼけながら読み、やっと母の風邪が一段落したころ、ようやく無限列車のあたりまで読み終わった感じ。鬼滅の刃はすごく面白いのだが、少し私にはお話や絵がハードすぎるところがある。炭次郎は可愛いが、鬼は本当に怖くて、ささっと読み飛ばすこともある。でも本当にとても面白いんだけど。

最近、母と本格的に合わなくなってきて、ケガだらけの日々だ。ケガというのは本当のケガではなくて、心、神経のケガだ。びっくりするようなことを言ったり、いい加減な感じで対応されたりすると、もう私は過剰反応してしまって、たちどころに具合が悪くなる。ここ最近は5日おきくらいでそれは起きる。何か言われてうわーっと怒り、次の日から寝込む。やっと4〜5日して復活した。と思ってまた喋ると、また、勃発。はあー〜…。なんかもうどうでもよくなってくる。このまま自分の部屋で一生日陰者で終わってもいいや。いつのまにか死んでていいや…。ってなる。グループホームとかどうでもいい。もうご飯食べて寝ればいい。これは私の家訓(私一人の)だけど。いきてるだけで丸もうけ。これはイマルさんの話。だけど、そんな感じで、いいやって。もうお母さんと話すの怖いし。傷つくのもいや。怒るのもいや。でも生きてる。だってねえ。ただ生きてるだけだよ…。なんとなく。

弟が10巻までくれた鬼滅、続きが手に入らない。って連絡があって、しばらくして、このあいだ何ヶ月ぶりかでうちの近所の本屋に行ったら、11巻から先、あったんだ。だから、11と12を買って帰って読んだ。だんだん怖い鬼を見るのも慣れてきた。特に初めて炭次郎が上弦の鬼を倒すところは圧巻だった。爽快というか痛快というか。。あれを読んでると、やっぱり炭次郎に、彼の頑張りにすごいなあと思わされるんだよね。。強いのはまあ、少年漫画の主人公だから当たり前なんだけど。諦めない、とか。何度重傷を負っても治して、また戦う。マンガだけど。なんかそういうところに少しだけ、ほんとに少しだけだけど、勇気をもらう。マンガじゃん。って思うけど。創作でも、作品には力があるなって、思う。何回死にそうになっても、また立ち上がる。少年マンガの王道だけど、こういう風に自分がヘロヘロの時、そういう姿を創作でも、見せてもらえるというのは、何か意味があるのかなって思ったりする。よし、炭次郎みたいに私も頑張る、何度でも!とはならない。でも、頑張ってる姿を見せてもらうのは、悪くないなあって思った。まあ、マンガ好きだから。それに尽きるのかもしれないけどね。