自費出版、上手くいかず

ここ一年ほどのあいだに絵本を描いている。

5作製作した。最新作を投稿してみた。

何ヵ月かして、出版社から自費出版しませんか。と連絡がきた。

費用はこちら持ちだが、書店に並べてもらえるという。値段は安くない。もちろん有り難く、ある意味チャンスだが、即答できる価格ではない。

原案というか、姪の話なので、話をもらった姪の母、妹に連絡してみた。結果…。やめた方がよい。と、言われた。

原案提供者にダメと言われたら出せるはずはない。残念ながら、今回は断るしかなさそうだ。両親は、出すよ!と、言ってくれたが。有り難いことに。しかし、もはや父も仕事をやめており、しかも認知症であり。年金で三人暮らしているので、どこに出版費用があるのか。と、危うい感じはしていた。母はボケてはいないので、少し詳しく聞いたが、どうにかなんとかなる。という話。それなら、もうあとの、将来の不安はは何も考えず実行してしまおうか、と考えたりもした。しかし、費用がどうにかなったとしても、原案者の一人が首を縦にふらないのなら話を進めることはできない。当然だ。妹は、お金についてはものすごくシビアな性格、価値観を持ち合わせている。使うところには使うが、価値無し。と彼女が判断する場所には一切の妥協はない。妹に費用の一部を出してもらうようお願いしたわけでは無いのだが、高額すぎる。部数が多すぎる。などの理由で、やめた方がいい。と言われたのだ。正直に言って大変ガッカリした。部数をそんなに刷って売れるわけが無い。出版社は、売れなくても何も痛くはない。などと言う。ハッキリ言ってそのくらいのことは想像はついている。出版社の人だって、ビジネスでやっているのであって、明らかに儲からないことをするはずがない。売れるかはわからないので、自費出版を進めるわけだ。こちらは、こちらの夢を叶えてもらう、という体なのだ。ただの自費出版と違うのは、ちゃんと、その出版社名のついた本に製本してもらえるということだ。そこに価値が生まれる。内容もプロの人にアドバイスをもらいながら、よりいいものになるようまとめ、ブラッシュアップしたものにする。正直そこの作業がとても楽しそうで刺激的だろうなあ、やってみたいなあ。と思っていた、すごく。自分の本を世に送り出したい。という希望はそんなに持ち合わせていなかった。ただ素敵な大人の人と触れ合いたい。と思っていた。いい作品ですねって、言って欲しかっただけだ。…。

とにかく、賛同が得られないので、どちらにしろ、今回は見送ることになる。週明けには断らなくちゃいけないな。。残念ながら…。と。

でも、下の妹は価値観が違うけど、上の妹は、自費出版すればいいのに!とか元から言ってくれてた人なので、今度は、上の妹の子どもの話を頑張って描いて、再度投稿にチャレンジしてみようと思う。そんな簡単にまた声をかけて頂けるかはわからないが、そうなるように、いいものを再度描けるように、頑張ろう。と思っている。