おばあちゃんの要介護認定

おばあちゃんは99歳になった。うちから車で10分のところに住んでいる。一人暮らしである。

認知機能は全く衰えていない。それはすばらしい。しかし、99歳。歩き方はヨロヨロ。杖、もしくは歩行器を使う。ごはんは宅配弁当。たまに母が持っていく。最近はベッドから起き上がるのにも苦労しているらしい。当然だよなあ。

おばあちゃんは今要支援2らしい。今老人ホームに入る、もしくはデイサービスを終日使うのには要介護が取れないといけないという。おばあちゃんは大正生まれの99歳であるのに、老人ホームに入れない。サービスも限定的にしか使えない。これはなんたることだろう。

今は老人の超高齢者がたくさんいるので、厳しくなっているのだろうかと推測する。それにしてもだ。99歳だよ?白寿よ??  

お母さんが認知症のお父さんを見つつ病気の私を見つつ、おばあちゃんも見ている。大変だ。本当に。私も少し話を聞くことくらいはできるけど、実際行動するのは全部お母さんだ。大変すぎる。

ついに今日、その要介護認定を取るために、市役所?かどこかの人が来て、おばあちゃんの普段の生活、歩き方、などいろいろを見てもらい、調査というか、試験のようなものをした。担当のケアマネジャーさんが親身になってくれて、少しオーバーにしてください。絶対に、本当はちょっと無理だけど、出来ます、とか言わないようにしてください。と事前に綿密に作戦会議をしていた。まあ、作戦といかずとも、本当に本当のところギリギリで厳しいんだから、正直に言えばいいのだ。多少盛っても、オーバーとまではならないだろう。私はおばあちゃんが96か97のとき以来会ってない。その時はまだそこまでピンチな感じではなかった。ちょっと危なっかしいかな、くらいで。でもあれからずいぶん進んだらしい。そうだよなあ…。でも頭がハッキリしてるだけでもすごいよ。それだけでも有り難いよね。しかし、その査定のための病院でのもろもろの検査で、認知症検査が100点満点だったらしいのだが、それは喜ばしいことのはず。本来。でも、そのおかげで、要介護認定においては不利かもしれない、もしかしたら。という。認知症であるということが、要介護においては結構優先されることもあるらしい。そうなの?…。いやまあそれはわかる。わかる気がする。お父さんが認知症だから、認知症が進んだ方が素人には大変。それは、よくわかる…。でもそれと同じくらい、体のきかなくなった99歳も大変よ…。って思うよ…。

とにかく、おばあちゃんの要介護認定が無事おりることを祈るよ。そうすれば使えるサービスも増えるし、施設に入るという選択肢も持てる。お母さん、この一年で5キロ痩せたんだよ…。まあもとから膝のために3キロ痩せたい。って言ってたから、ちょっと喜んでたけど。(笑)今も痩せすぎじゃなくて、ちょっとスリムになった。くらいだからいいけど。でもお母さんの負担軽減のために、おばあちゃんの要介護、取れたらいいなあ。