水木しげる

最近水木しげるにハマっている。といっても鬼太郎じゃなく自伝エッセイマンガだ。

何年か前に図書館で『わたしの日々』というマンガを読み、感心したのだ。こんなに面白くて若々しい、迫力のあるマンガを描くのか、と。当時で91歳。90代でこのセンス、感覚を持っているのか。すごい…。そこから水木しげるは単なる妖怪マンガを描いている気味の悪い人、という偏見がかなり是正された。その時以来、いつかこのマンガを手にしたいなあと思っていて、今回ちょっと時間を持て余しているので、ラクマで安価な物を見つけ買い求めたのだ。やっぱりあの時の感動はそのままだった。まず絵が上手い。そして面白い。ユーモアがある。のんびりと、どっしりとした佇まいだが、それでいてひょうひょうとしていて、やさしい。魅力的な人だ。すごく。ゲゲゲの女房で一躍マニアだけでは無くメジャーになったが、(私もその一人だ)演じていた向井理など足元にも及ばない、と勝手に向井理を下げている。彼は何も悪くないのだが。

まだわたしの日々ともう一冊しか持っていないので、これからいろんなものを読みたいなあ、と胸を膨らませている。特にちょっと怖いのだが、戦争物がすごいらしい。エッセイにも少し描いているが、やはりすごい迫力。生々しい体験談が、少しのユーモアを交えて描かれている。あんな風に描けるなんて本当にすごい。ほんとうに戦争の恐ろしさを身近に感じる。大変なことだ…。戦争は。スッと入ってくる。迫力の画力と人を惹きつけるマンガの実力で。だからちょっと怖いけど、メルカリとかで安くあったら手にしてみようと思っている。

それと関係ないけどねずみ小僧のガラスのストラップがかわいい。笑

でもスマホはストラップの穴がないから、つけようがないなー。だから欲しいけど買わないかな。