前に進まなくてもいい

緊急事態宣言とやらが明けて、少しずつみんなが日常を取り戻そうと奮闘している。

焦る。今までは家にいることが正しかった。私はそれが得意で、マスクを作ったり絵を描いて過ごしたり、とても充実していた。正しいことをしている。と。さしたるストレスや制約もなく。それが、昨日あたりから変わってきた。みんな歩きだそうとしている。工夫を凝らして仕事、学校、頑張ってる。いいことだ。応援したいし、ほっとした。まだ油断してはいけないけど。しかし、私は、変われない。コロナが明けて、なにか進歩したことがあったり、環境が変わって、動き出す、ということもない。なんか辛い。羽ばたきたい。のに全く変わらずだ。いや変わろうとはした。一人暮らしする!ってお母さんに言った。外に出たいと思った。お父さんがイヤだからっていうのが大分あるけど。でも、母は、シュンとして、お金がきびしい。だって。いいけど。それは本当だろうから。イヤなのは、快く思っていないような感じの表情をするから、それがイヤだ。病気があっても、なんとか一人暮らしにチャレンジしたい。っていう娘の意志をどうして喜んでくれないの。尊重してくれないの。なんでなの。心配なのはわかるし、お金が厳しいのも事実だろうとは思う。でも…。笑顔もない。頑張ってみる??みたいな後押しもない。それが悲しい。私は一生お父さんとお母さんと暮らさなきゃいけないの?そういうことなの?ガッ…カリ。今はまだ私の障害者年金がもらえるかどうかまだわからない。もしかしたらもらえる可能性はある。だから、もし出るんなら、私は家を出る。って言った。それを言うことが出来たのには、有難い存在がある。姉だ。お母さんが賛成してくれない。と電話したら、私が言ってあげるし、引っ越しも手伝ってあげるよ。って。本当に、お姉ちゃん!!いてくれて、ありがとう。って、心からそう思う。日常生活や家事などおいては不器用で、天然すぎるほど天然丸出しの頼りないお姉ちゃんだけど、こういうところは、肝心のところでは本当によくわかってくれるし、頭脳は抜群にいいし、いろいろ私のために考えてくれるし、本当に頼もしいお姉ちゃんなんだ。コロナがあけて、みんなが動き出したのに、私は変われなくて辛い。って言ったら、別に変わらなくていいんだよ。コロナの時と同じ生活してていいんだよ。そのままで。って言ってくれて、なんか救われた。さあ!外に出よう。前に進もう。ってみんながなっても、私進めない。。っていう人はいるに違いない。とは思う。自分は仕方ないじゃん。って思っても、今までのままででいいんだ。私は。って一人で思うのは、しんどい。でも、そのままでいればいいんだよ。って、誰か一人からだけでも他の人から言われたら、本当に救われる。テレビもだんだんとリモート放送のバラエティ番組とか出てきたし、今日は久しぶりに嵐にしやがれ?だったか、嵐の番組を見て笑った。本当に久々に。リモートでもこんなに面白い番組つくれるんだな。感心。やっぱり私は夜のゴールデンタイムにリビングをお父さんに明け渡して一人で自室にいるから、夜に嵐の番組とかお母さんと見るっていうのもしばらくなかった。そういうのもあるよなあ…。とにかくあと何ヶ月かして、年金が出るかわかる頃にはコロナの第二波も落ち着いて、お姉ちゃんも帰省してきて、引っ越しが出来たら。こんなシナリオが実現できたら嬉しいなあ…。こうなったらいいな。って気持ちでもう少し過ごそう。引っ越ししたい。って強く考えられるようになったってことは、だいぶん快復してきたんだろう。今年また長袖になる頃には、なにか新しいことが起こるといいなあって期待していよう。