まあまあ充実した一日

今日は久方ぶりに早起きをした。というか出来た。自然と。8時台に起きたのは何ヶ月ぶりかな。記憶にもない。

朝から晴れ渡った快晴だったので、布団を干し、そうそう、居間のカーペットを母と二人で敷き変えた。うちは冬はじゅうたん、夏は竹?か藤?かわからないけど、夏用のラグを敷く。年に2度の作業だ。結構大変だけど敷き変えるとスッキリする。去年までは父の手を借りていたけど、この2、3日前からお父さんは腰だか足だかを痛めていて出来そうになかったので、女二人で頑張った。だけど拍子抜け。母と二人でやった方がスムーズだった。お父さんは不器用なので、ラグを運んできたり、ソファを動かしたりするだけで大騒ぎするのだ。こっちが、こう、ここに持ってきて。と誘導しても、なかなか要領を得なくて四苦八苦。腕力は私と母より強いはずなので毎度頼んでいたが、ちょっと工夫をすれば、女だけでやった方が早かった。という話だ。午前中にラグを敷き変え、布団も干し、ここであんまり飛ばすとあとで泣きを見るのはわかっているので、すこしゴロゴロしたりしつつ昼ごはん。昼ごはんも本当に久しぶりで新鮮だった。

昼間にちゃんと起きると、絵とか描く気に全然なれなかった。久しぶりの晴れだし、6月の日差しが眩しくて、一人で部屋に篭るのが不自然な感じがした。冷房代もあるしね。出来るだけ同じ空間にいた方が電気代も安く済む。というのもある。やっぱり絵を描くなら夜だな。って思う。コロナの自粛期間で夜中のお絵かきがめちゃくちゃ楽しくて充実してたので、これからもちょいちょい夜更かしして、夜中に絵描きたいな〜と思う。家事ができることも幸せではあるけど、やっぱり何か作品(というほど立派ではないけど)を生み出す方がもっと充実感があるよね。

今日ダラダラしながら図書館で借りた小説を読んでいたんだけど、これがなかなか面白い。御社のチャラ男。っていうやつ。とある大企業ではない、中規模の会社のチャラ男と認識されている中年男性を取り巻く会社員の何人かの視点での物語。それぞれ1章ずつ語り主が変わっていく構成なんだけど、とても面白い。会社ってこんな感じなのか〜。とかアホらしい感想がまず来るんだけど、30代の男性だったり、20代の女の子だったり、50代のおじさんだったり。このくらいの年の人って会社の人や家族とこんな風に過ごしたり考えたりしてんのかな。って、そういう場所を知らない私にはとても興味深い。まだ読んでて初めの方なんだけど、20代の意識高い系の女の子と私は考え方が似てるなあと思った。たぶんこの子の方が私よりずっと優秀だけど、実は政治家になるのが夢でとても真面目な話題を彼女のお母さんにふったり、会社の困った社長とか、年配の社員さんとかに心のなかで突っ込んだりするセリフが私っぽいなーって思ったりする。それで、そうか、私って20代前半くらいの意識高い系の女の子くらいの精神レベルかのかな。ってすこし思った。でもその子は私は薄っぺらい。中年の上司をチャラ男などと呼んでいるけど、私もチャラいんだ。って思ってる。そういうところもちょっと似てる。私も新聞読んだりネットの記事を読んだりして、知った顔でお母さんとかに講釈垂れてたりするけど、しょせん新聞テレビネットの受け売りだよな、ださ。とかはしょっちゅう思う。でもそうせざるを得ない。体験しないと喋れなかったら何も話すことはできないし。自分のことは棚にげて、というのは大前提だけど、あんまり偉そうに正論ばかりぶちまけてもかえってダサく見えるだろうな。って最近はうすうす感じている。でもしゃべっちゃうんだよね〜。アホに見えてるに違いない。とは思いながら。まあいいよね。聞いてるのお母さんだけだし。ここのところコロナで、妹弟とかと話してないから、若い人と話したいなあ。そしたらいかに自分が狭い世界で生きているかひしひしと感じるに違いない。