雪とコロナと高齢者

ただいま、雪である。ここは雪国ではない。九州だ。日本海側だが。そしてうちは住宅街だが、けっこう山を上った上の方にある。なので水害などの時は意外と安心なのだが、雪に弱い。そこまで標高が高いという訳ではないが、わりと雪が積もりやすく、近くに店がないからだ。車が出せないと、ちょっと辛い。バスは通っているけど。今日で雪が積もって3日目、買い物に出ていないので、食べ物がない…までにはいかないが、あれが少ない、これが足りない。などといろいろ出てきた。もっと貧しい国や、日本でも経済的にとても苦しい人からしたら贅沢だろうが、やはりと、バスで買い出しに出た。母と二人で。買い物をリストアップしていたら、というか車じゃない時点でわかっていたが、荷物が多く持つのが辛いので、旅行用のコロコロのついたカバンを持っていくことにした。スーツケース、ですね。いわゆる。それの小さいやつ。本当は今こそ買い物用のコロコロ、欲しいな!!ってすごく思ったけど、あいにく持っていない。で、どうするか…。妹が置いて行ったベビーカーで…。笑 いやそれはないな…。などといろいろ考えていたら、あった、コロコロと名のつくものが。旅行の、あれ!となって実行した。結果大変良かった。転がせたから。笑 白菜とか、牛乳とか、転がせたから、よかった。でもあれって意外と小さいから、買い物袋が一つしか入らなくて。なのでスーパーのレジの邪魔にならないところで中身を入れ替えて、重いものだけ入れ、お菓子とか納豆とかを手に持ち、母と無事に帰還したのだった。よかった…。

本当に雪はたまらない。寒い。寒すぎる。九州なのに氷点下だよ??この3日くらい。たまったもんじゃないよ…。(泣)暖房してるとブレーカー落ちるし。この冬何度落ちたか。最近は、これとこれと、ここまで。これ以上つけると落ちる。とわかってきたので、こっちつけるから、そっち消して。みたいに言うことにしている。じゃないと、この寒さで、ブレーカー落ちて、上がらなくなった…。とかなったら、怖すぎる。だからとても気をつけるようにしている。お母さんとかがうっかり電子レンジをつけたりしないように注意している。ご飯を炊くのは午前中にする。その時間は私が寝てるから、暖房が確実に少ないからだ。まあ、いろいろ考えて頑張ってるんだ。

私の住む県もコロナがやばいことになってきた。もうどこもそうだろうけど。なんか、雪と共にどんどん増えて、閉塞感がハンパない。それに加えてなんかいつも母がミスらないか、父が散歩で転ばないか、お風呂で死んでないかとか、いつも考えているから、なんか、私はなんのために生きているんだっけ??ってちょっと混乱してしまっている。希望がない。と言ったら大げさだけど。先週、正月に母に会食を止めた一件のゴタゴタでもう愛想を尽かし、もう本当にグループホームに行く。と断言したと思ったら、翌日から雪の日々が始まった。それからなんか食料とか、灯油とか電気とか、ライフラインのことしか考えてないのよね。だから、なんか私、何して生きてたっけ?この前まで。って、ちょっとわからなくなってきている。そう、ついでに昨夜、母の母、私のおばあちゃんが病院に搬送されたのもある。幸いすぐに命に直結することはなかった。でも、97歳。あと何日かで98歳なんだ。話を聞いて、ああ、おばあちゃん死ぬんだ。って思ったもん。だから、余計に混乱してるのかもしれない。今入院してるけど。面会謝絶。たぶんコロナのせいだろう。その際の、救急車の手配の仕方とか、自分がおばあちゃん宅に駆けつける、という際のあまりの母の不手際に呆れてもいる。私の医師の弟に(母には息子)、すぐに救急車をよべと言われたのに、私に、どうしよう、タクシーが捕まらない。と泣きそうな顔で言った。なので、まず119しなさい。お母さんはそれから。って私が言った。そのあたりで、また、ガッ…カリ、しすぎて。呆れるを通り越して。ダメだ、この人は。って思った。そんなこんながあったから、なんか希望がない。みたいな気持ちになってるんだろう。

雪はもうすぐ明ける。コロナはまだだけど…。私は家を出ることが出来るんだろうか。この頼りない、親を置いて。