心は決めたけれど

グループホームに行くと、心は決めた。

相談支援事業所の人に電話で話し、来月頭に面談の日にちも決めた。そこでとりあえずホッとした。その面談は、受給者証というものを作るための事務的作業であるらしい。受給者証を作らないことにはそういう福祉施設を利用出来ないので、必要な手続きなのだそうだ。その際にこれまでのこと、現在の状況などを詳しく報告というか、説明などをしなければいけないらしい。そこが、その手続きをすることが、私には嬉しい。その道の専門の人に、今までの辛かったこと、今の辛い状況をしゃべることができる。それが、嬉しい。やはり私は今、家族しか繋がっている人がいない。家族に嬉しいことも、辛いことも、全部、家族によってもたらされている。そして、今はとっても辛い状況。親が頼りにならなすぎて、私には負担が大きすぎて、もう耐えられないところまで来た。そのことを誰にも、家族以外のだれにも、家での辛いことを言うことが出来ずにいた。それを話せる。今まで辛かった。と言えるんだ。他人が聞いてくれる。ねぎらいの言葉をもらえるかもしれない。本当にそういうのが今ほしくてたまらないのだ。頑張ったね、って言ってほしい……。今までちょくちょく姉妹の誰かに愚痴ったりはしてたけど、どこか親の愚痴というのは聞かせるのが申し訳ない気持ちもある。そして、親の気持ちもわかる、などと言われることもあった。ほかの兄弟姉妹が私の言うことに、心から同情してくれ、助けてくれればどれだけ有り難かっただろう。うちの兄弟は、みんな少し、我関せず。なところが、ある。家族としての愛情は、親孝行したい気持ちは、ある。でも、親がヤバい、辛い、と私が言っても、そこまでじゃなくない?くらいのテンションで、しかも本当にヤバいとあまり認めたくない、と思っているフシもあった。私にはそれがとても悲しく、冷たく感じている。とても。だからとっても孤独。今。少し前から、今もずっと。親と仲良く出来ていたときはもちろん孤独感はなかった。面倒をみて、ずっといっしょに暮らせたら。とも思っていた。でも、ちょっと今の状況は、私の手には負えない。認知症の父と、とっても頼りなく、いい加減な母。物忘れも頻繁になりすぐケンカしてしまう母。もう、降りたい。この実家から。病気の私をずっと支えてきてくれた恩はある。でも、今は私が老いた親二人を見守っているような、そんな状況に変わりつつある。経済的には、まだ親の元で養ってもらっているのだが。とにかくそのあたりが面倒くさくて。気持ちも複雑になってて。でも、考えても、どうすればいいのかわからなかった。だからただ、出来るところまでやろう。って思ってた。それで私なりにギリギリまで頑張ったつもりだ。でも、本当に限界が来たのだ。これ以上ここにいたら、私の神経、体が持たない。この身があぶない。と感じた。なのでもう、あとのことはどうでもいい、家を出よう。と思ったのだ。

私の今の明け方寝て、昼頃起きる、という生活時間。。ホームに入れてもらえるならば、少しは改善しようと思うが…。この状態で入所させてもらえるだろうか。お金の都合はうまくつくだろうか。不安はたくさんある。でも、とりあえず決めたからには、入れるように最善を尽くしたい。このあいだ話した相談支援事業所の人、話のわかる人っぽかった。とにかく、話を聞いてもらえる。それだけでも私はちょっと救われる思いがしている。