羽生くんの四大陸

羽生くんが四大陸のプログラムを平昌の時のものに戻す、というニュースが最近あり、は?と思った。最初は。なんで?プルシェンコさんとウィアーさんの思い出のプログラムなのに?なんで変えるの?と。何かの間違いじゃ?と思った。しかし間違いではないらしい。どうやら。

昨日になって気づいた。そういえばこのプログラムも2年目で、だいぶん仕上がってきた感じなのに、2回連続ネイサンチェンに負けたし、この前は宇野くんにも負けたなあ。だから、もう負けたくない、次は絶対勝つ!ってことで、あの素晴らしい記憶と記録の残っている、あのプログラムに変えたのか。なるほど。と思い至った。しかし勝ちにこだわる羽生くんはやはりすごいな。ここまで結果残してきたんだから、もうこのプログラム仕上げて今シーズン終わってもいいのに。と凡人の私は思ってしまう。両方とも2位だ。悪い結果じゃない。普通なら立派だ。でも、羽生くんにとっては2位は意味がない。1位じゃなきゃ、いけない。こういう風な考えだから、あそこまでいったんだろうな。満足しない。限界を決めない。えっ、まだいけるの??とびっくりするようなことをする。やりすぎじゃないか、と思っていたら、その先に、人々を熱狂させるようなすごいものを見せてくれる。やっぱり、特別な人だと思う、改めて。

勝ちを求めて、だけかと思っていたら、もう一つ理由があるようだ。羽生くんは四大陸のタイトルだけは持っていないのだ。そういえばそうだ。若い頃出てた気がするけど、優勝したという記憶がない。最近は怪我だらけだったし。このタイトルを取れば、ジュニアからシニアにかけてのすべての主要国際試合のタイトルをとる事になるらしい。なんとかという、さっき見たのに名前忘れたが。男子では初だそうだ。そうか〜。タイトル総なめににしたいのね。っていうと悪いような気がするが、そこは是非応援したいところだ。頑張ってとっていただきたい。プログラムを変えて臨むという事は、このプルシェンコさんのやつの方が点が低い、出にくい、ということもあるようだ。そう言えば、もっと出てもよくない?と思うことが何回もあった。もうそれはよくあることだから気にしてなかったけど、当の本人からすれば一大事だ。ネイサンチェンの点出過ぎ!って思うこともあったし。まあ彼はうまいとは思うからいいんだけど、それなら羽生くんももう少し…、って思うことあった、そういえば。だから点数が出まくった過去があるこの平昌のプログラムで滑るのかもしれない。これは興味深いことになってきた。平昌のときよりうまく滑ったら、あの時より低くは付けられないもんね。どうなるのか。あと3日後に迫ってきた四大陸、楽しみ。